口臭の原因と対策方法
マスクが取れてより気にされる方も増えたのではないでしょうか?
実は、口臭には
- 体が原因
- お口が原因
気になる口臭、原因と対策の参考にしてください!
《体が原因》
①消化不良…腐ったような臭い
食べ物が胃や腸に停滞すると、異常発酵を起こし腐った臭いが発生します
②肝機能の低下…アンモニア臭
肝機能が低下するとアンモニアがうまく分解されなくなるのでアンモニア臭が発生します
③糖尿病…甘酸っぱい臭い
重度の糖尿病になると、糖をエネルギーに分解するのが難しくなるので脂肪をエネルギーに分解します
脂肪を分解するのに必要なケトン体の主な成分はアセトンでこの物質から甘酸っぱい臭いが発生します
体が原因で起こる口臭は、内科で相談するのがおすすめです
《お口が原因》
口臭の原因のほとんどはお口が原因と言われています
歯磨きをすれば改善されるわけではなく、根本から治していくことが重要です
①むし歯…生ゴミの臭い
むし歯で空いた穴に食べカスが溜まり、細菌によって分解される過程で発生します
小さなむし歯では臭いは発生しませんが、根の先に膿が溜まると強烈な臭いを発します
②歯周病…腐った玉ねぎや卵の臭い
歯周病が進むと歯周ポケットが深くなり、そこに食べカスや細菌が入り込むことによって発生します
③舌の汚れ(舌苔)…ドブのような臭い
お口の口臭の60%は舌苔が原因と言われています
舌にネバネバとした白い汚れがついている人は舌苔による口臭があるかもしれません
《お口の臭いの対策方法》
①歯石や歯垢を落とす
プラークとは歯の表面に付着する柔らかい汚れです
このプラークと唾液に含まれるタンパク質が合わさると硬い歯石になります
歯石はザラザラとしているので、よりプラークが付きやすくなり、それに比例して口臭もキツくなります
成人の方ですと、3ヶ月〜4ヶ月ごとのクリーニングがおすすめです
②むし歯の治療
むし歯をは放っておいても治りません
神経にまで到達してしまうと、独特の激臭を放ちます
また、銀歯は参加して錆びてしまうものです
古い銀歯が入っている方は要注意です
③歯周病の治療
歯周病の初期は、症状が出ないため進行に気づかない方が多いです
歯周病が進むと歯茎から出血や膿が出て激臭を放ちます
歯周病治療は、歯医者での治療はもちろん、患者様ご自身の努力も必要です
④舌の汚れ(舌苔)を落とす
舌に付く白や黄色い苔状のかたまり、
専用のブラシを使ってケアすることで改善されますが日常で気をつけたいのは咀嚼数です
唾液には口腔内を清潔にする作用があるので、よく噛むことで唾液が分泌され舌苔が付きにくくなります
お口が原因の口臭は、歯科医院で治すことができます
最近歯医者に行ってないなあ、という方は検診も兼ねてぜひいらしてください
白いむし歯と黒いむし歯
ほとんどの人は黒色を想像するのではないでしょうか。
このように黒くなっているのを見つけてむし歯だ!と気づく方も多いと思います。
一方で白いむし歯があることをご存知でしょうか?
このように歯に白い斑点がある方、もしかしたら白いむし歯かもしれません。
この斑点、ホワイトスポットと呼ばれるもので、原因としては以下の2つがあげられます。
- 初期むし歯
- エナメル質形成不全
《初期むし歯》
むし歯菌が出す酸によってエナメル質が溶け出した状態のことをいいます。
初期むし歯では症状が出ることはないですが、放っておくと、むし歯が大きくなり穴が空いてしまうこともあります。
透明感がなく、ザラザラとした質感が特徴です。
《エナメル質形成不全》
エナメル質が生まれつき作られないことで薄くなったり、脆くなったりする状態のことをいいます。
初期むし歯と違い、歯の表面がツルッとしているのが特徴です。
幼少期からずっと白い斑点がある方は、エナメル質形成不全の可能性が高いです。
治療になる場合は以下の方法があります。
①アイコンでコーティングする
エナメル質を補強して酸性になるのを防ぎ、ホワイトスポットの再発を防止する作用があります。
歯を削らずにホワイトスポットを改善することができます。
②削って詰め物をする
どうしても見た目が気になるという方は、一部分を削ってプラスチック素材を詰めたり、歯の表面を削ってラミネートベニアと呼ばれるセラミックスを詰めたりする方法もあります。
初期むし歯の場合は、適切なケアを続けていれば健康な歯に戻すことが可能です。
できることなら、治療せず治したいですよね。
健康な歯に戻すために必要なポイントは3つあります。
- 正しい方法で歯磨きをする
- 食生活を見直す
- 高濃度のフッ素を使用する
歯の色味で違和感を感じた方は、放置せず早めにご相談ください。
症状や違和感がなくても、大切な歯を守るために4ヶ月毎に定期検診を受けましょう!
永久歯生えるのはいつ?乳歯から永久歯への生え変わりについて
「まだ抜けてないんだけど大丈夫かな?」
「グラグラしているんだけど、これは乳歯?」
など質問されることがよくあります。
お子さんの歯の生え変わりについて、不安をお持ちの方も多いかと思います。
- 永久歯の生える順番
- 生え変わり時期の注意ポイント
そもそも、永久歯(大人の歯)歯全部で何本あるかご存知でしょうか?
大人の歯は全部で28本あります(親知らずを除く)
乳歯の時は全部で20本なので、永久歯になると8本増えまるのです!
↑乳歯の生える年齢
↑永久歯の生える年齢
「うちの子は生え変わりが遅いかな?」と心配になる親御さんもいらっしゃいますが、
画像の通り平均的な歯の生え始めの時期は個人差があります。
成長がゆっくりなだけのこともあるので、あまり心配はいりません。
永久歯(親知らず以外)が全て生え揃うのは12〜13歳ごろなので中学1年生の終わりまでに生え揃います。
生え変わり時期の注意ポイントとしては以下の5つが挙げられます。
- 乳歯がなかなか抜けず後ろから永久歯が生えてきてる時(一時的であれば問題なし)
- 永久歯とは別に歯が生えてきた時(過剰歯)
- スペース不足で永久歯がなかなか生えてこない時(萌出遅延)
- 本来生える位置とは違うところから歯が生えてきた時(異所萌出)
- 歯の本数が少ない時(先天欠如)
早期発見するためにも、お子様には3ヶ月ごとの定期検診がおすすめです。
定期検診では、目で見て、触って確認します。
必要があればレントゲン写真を撮って確認します。
大人になった時の歯並びや噛み合わせのトラブルは、生え変わり時期のトラブルが直結していることが多いと言われています。
歯並びが悪いと歯ブラシなどのケアが難しくなり、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
何十年と使うお口でなので、問題は小さいうちに摘み取り、しっかり噛めるよう機能させたいですよね。
お子様のお口のことで疑問や不安があれば、お気軽にご相談ください!
お家でのケア方法、フッ素塗布もおこなっておりますので、この機会に是非いらしてくださいね。
歯医者に行くのが行くのが不安な方へ
新年あけましておめでとうございます!
今年もムラオ歯科をどうぞよろしくお願いいたします。
新年といえば新しい目標を立てるのにもピッタリですよね。
今年こそ歯医者に行くぞ!と思っている方も多いのではないでしょうか?
歯医者が苦手、不安という方はとっても多いです。
理由としては
- 自分のお口の状態を知るのが怖い
- 痛いのが嫌
- 何をされるか分からないのが不安
歯医者大好き!という方の方が少ないですから、お気持ちはよく分かります。
ムラオ歯科では、患者様が安心して通院できるよう様々な取り組みをしています。
①初診時にはお話しをする時間を設けています
久しぶりの歯医者、思い切って来院してくださった方は不安でいっぱいですよね。
患者様の緊張が少しでも減るよう、専門のスタッフがお伺いします。
リラックスできると「そういえばここも気になっていたんだ!」とたくさんお話しをしてくれる患者様もいらっしゃいます。
もちろん、無理に話す必要はないので安心してくださいね。
②必要な検査を行います
お悩みの原因は1つではありません。
その場だけの治療ではなく、今後もずっと健康でいてもらいたいので、精密検査を行います。
- レントゲン写真
- 実際のお口の写真
- むし歯の検査
- 歯周病の検査
③検査の結果を一緒に確認、治療計画を立てます
検査で結果をもとに、一緒に写真を確認しながら現状のお話しをしていきます。
ムラオ歯科では、なるべく自分の歯を残すことを基本方針としております。
自分の現状を知って抜くことになるのが怖いという方も、なるべく抜かずに済む方法をご提案しますので、まずはご相談ください!
治療計画については、患者様と相談して決めます。
歯の治療はどうしても時間がかかってしまいます。
- いつ終わるのか分からない
- あと何本治療があるのか分からない
ということがないようその都度、患者様と相談しながら決めていきます。
④痛みの少ない治療
ムラオ歯科では、電動麻酔器や細井注射針を使用しています。
麻酔の痛みを和らげるよう、表面麻酔も使用しなるべくストレスがかからないよう心がけています。
麻酔が切れた後の痛みについても、不安な方は痛み止めを処方しますので、お気軽にお申し付けくださいね!
⑤治療後のケアについてお伝えします
治療が終わったらおしまい、ではありません。
日頃のケアがきちんとできないと、むし歯や歯周病は再発してしまいます。
大事なのは、むし歯や歯周病にならないお口の環境作りをすることです。
ムラオ歯科では、お家でのケア方法についても詳しく丁寧にお伝えしております。
今回は、歯医者への不安を少しでも取り除けるように、当院が行なっている取り組みについてご紹介しました!
「歯医者に行こう」という方が少しでも増えたら嬉しいです!
今年一年健康で過ごすためにも、お気軽にご来院くださいね。